UAシネメイトの割引券「真夜中のカーボーイ」「経験」「夜霧の恋人たち」

 昔、映画配給会社には映画ファンクラブみたいなものがあって、会報やら特別鑑賞割引券やら試写会の件やら送られてきた。そんな時代のものの一つ。ユナイテッド・アーティスト(UA、ユナイト)がつくっていたクラブの会員に配られていたハガキ大の「UAシネメイト会員特別割引券」。まずは、こちら...

 ダスティン・ホフマンジョン・ボイト主演、ジョン・シュレジンジャー監督の「真夜中のカーボーイ」。日本公開は1969年(昭和44年)。上映館は日比谷スカラ座。アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞を総なめにした映画。
 で、お次はこちら...

 ジャクリーン・ビセットの「経験」。こちらも1969年(昭和44年)の映画。上映館は丸の内松竹と東急レックス。ビセットにとっては初の主演映画だが、スティーブ・マックイーンと共演した「ブリット」(1968年)のあとで、オールスター映画の「大空港」(1970年)の前。まだまだ駆け出しで、本当にビッグになるのは、1973年にフランソワ・トリュフォーの「アメリカの夜」に出てからかも知れない。ともあれ、60-70年代を代表する美人女優のひとり。
 で、3番目に、そのトリュフォーの映画。

 主演は、トリュフォーの分身とも言えるジャン=ピエール・レオで、「アントワーヌ・ドワネル」シリーズの3作目。1968年製作で、公開はやはり1969年(昭和44年)。上映館は、有楽町スバル座。ユナイトはフランス映画も配給していたのだな。

 で、この作品がいま、どういう状況かというと、「真夜中のカーボーイ」は当然、DVDにあり、ブルーレイにもなっています。

 「夜霧の恋人たち」もトリュフォー作品とあって、DVDになっています。

 ただ、「経験」はさすがに出ていない。ジャクリーン・ビセットの映画はDVDになっているものが多いが、さすがに、これはなかった。

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