舞台

美川憲一、山本リンダが初々しかった「'67 歌謡ホープショウ」

新宿コマ・スタジアムのチラシ。1枚です。 「レコード8社が若さの魅力をあつめて贈る歌謡ホープ・ショウ」。1967年(昭和42年)の広告。CDなんぞ、まだありません。レコードの時代です。 顔ぶれを見ると、その後、売れた人、今も活躍している人、消え…

村山知義演出、新協劇団の昭和13年演出作品「デッド・エンド」

発掘資料を久しぶりに引っ掻き回していたら、面白いものを見つけました。 保存状態が悪かったので、かなり劣化していますが、新協劇団の昭和13年(1938年)3月公演「デッド・エンド」のプログラムの表紙です。A4の紙を二つ折りした簡単なものですが、注目…

昭和50年、三島由紀夫作品連続公演の完結編は「わが友ヒットラー」

昭和45年(1970年)11月25日、三島由紀夫は自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺を遂げました。小説家の三島は優れた劇作家でもありました。そこで、命日にちなみまして、こんなプログラムを... 没後2年経った昭和47年12月から始まった三島由紀夫作品連続公演の完結…

築地小劇場、新築地劇団の昭和14年正月公演は「土」

日本初の新劇常設劇場といわれる築地小劇場のチラシです。 昭和14年(1939年)、新築地劇団の正月公演は「土」でした。劇場も劇団も日本の演劇界の伝説です。その存在の大きさを感じさせるように、この2つ折りのチラシの表紙には、斎藤茂吉の歌が添えられて…

松本幸四郎が市川染五郎時代の「ラ・マンチャの男」。アルドンサは草笛光子

先日もNHKでドキュメンターが放映されいましたが http://bit.ly/PXsN3F">*1、松本幸四郎さんの「ラ・マンチャの男」が上演1200回を超えました。すごい記録ですが、その「ラ・マンチャの男」のプログラムです。 1973年(昭和48年)10月4日〜28日。場所は帝劇…

ラブ・アンド・ピースの時代のミュージカル「ヘアー」(米国西海岸版)

1960年代から70年代にかけては、暴力とセックスの時代であると同時に、ラブ・アンド・ピースの時代でもありました。後者を象徴するミュージカルが「ヘアー」です。Wikipediaによりますと、1967年10月にオフ・ブロードウェイで初演、もろもろ手直しが施され…

クレージーキャッツの年忘れ爆笑公演「幕末ゲバゲバ風雲録」

またも珍品が発掘されました。1969年(昭和44年)12月2日から27日まで東京宝塚劇場で行われたクレージーキャッツの「クレージー年忘れ爆笑公演」のパンフレット。 イラストがアートです。で、開くと演目付きの扉が出てきます。 演目は「幕末ゲバゲバ風雲録」…

昭和11年秋、東京・新宿で吉本興業は、新喜劇やら漫才やらレビューやら、こんなものをやっていた

昭和11年(1936年)11月11日の新宿帝国館ニュース第34号のちらし... 左下の文字を読むと、「映画とレビュー、漫才のショウ劇場 新宿帝国館」。さらに、その下を読むと、吉本興業合名会社。おお、今年、創業100周年を迎えた吉本興行のチラシ。で、開いてみ…