昭和40年代
1960年代、大人気だったフランスの2大喜劇役者共演のアクション・コメディです。 昭和41年(1966年)日本公開の「大追跡」です。1965年製作のフランス・イタリア合作映画で、舞台は、パリ、ナポリ、ボルドーと両国を股にかけ、表紙でもわかるようにドタ…
マーティン・スコセッシが遠藤周作の『沈黙』をつくっているようですが、こちらは昭和46年(1971年)版です。 監督は篠田正浩。ということで、表紙、右上の女性は当然、夫人の岩下志麻です。 この映画は、原作者の遠藤周作と篠田正浩の共同脚本でもあります…
今はもう消えてしまった映画館「東急レックス」「銀座東急」のチラシです。 現物は2つ折りで、広げると、こんな形になります。1971年(昭和46年)日本公開のイタリア映画「怪奇な恋の物語」。製作年は、allcinemaだと、1969年*1、IMDbでは1968年*2となってい…
文芸映画です。 ロシアの文豪、ツルゲーネフ原作の「初恋」。「First Love」というタイトルが書いてあります。この小説、好きな人が多いのか、何度も映画化されていて、この映画は「初恋(ファースト・ラブ)」と表記されることが多いようです。西ドイツ・米…
プログラムといったらいいのか、会報というべきなのか、ATGの「アートシアター」76号の表紙です。 絵画のようです。1966年製作、1970年(昭和45年)公開のフランス・スウェーデン合作映画、ロベール・ブレッソン監督の「バルタザール どこへ行く」です。表紙…
カルト映画といっていいでしょう。 1970年製作、1971年(昭和46年)日本公開の「バード★シット」です。ちょっとエロティックな表紙ですが、監督は、この前年に公開された「M★A★S★H マッシュ」でヒットを飛ばし、注目を浴びたロバート・アルトマン。なんです…
新宿コマ・スタジアムのチラシ。1枚です。 「レコード8社が若さの魅力をあつめて贈る歌謡ホープ・ショウ」。1967年(昭和42年)の広告。CDなんぞ、まだありません。レコードの時代です。 顔ぶれを見ると、その後、売れた人、今も活躍している人、消え…
男臭い二人の対決です。 リー・マーヴィン、ジーン・ハックマン主演の「ブラック・エース」。1971年製作、1972年(昭和47年)日本公開。監督は後に「がんばれ!ベアーズ」(1978年)でブレークするマイケル・リッチーです。 スタッフ・キャストです。
アメリカン・ニューシネマの時代の映画です。 1971年製作、1972年(昭和47年)日本公開の「愛の狩人」。監督は1967年に「卒業」で大ヒットを飛ばしたマイク・ニコルズ。出演者を見ると、トップはキャンディス・バーゲンで、次がジャック・ニコルソン。キャン…
ATGの映画のチラシです。 1971年(昭和46年)に公開された松本俊夫監督・脚本の「修羅」。松本俊夫はアヴァンギャルドな作風の監督で、この2年前、「薔薇の葬列」で長編映画デビューしました。「薔薇の葬列」は、ピーターのデビュー作でもあります。 さて…
今も続くSF映画の人気シリーズです。 第一作「猿の惑星」から2年後の1970年(昭和45年)に公開された「続・猿の惑星」。ここに「猿の惑星」シリーズが始まります。日比谷映画劇場のプログラムの表紙です。 スタッフ・キャストと解説です。
第二次大戦、ナチスドイツ占領下のフランスでのレジスタンス(抵抗)運動を描いた映画です。 1969年製作、1970年(昭和45年)日本公開の「影の軍隊」。東京日比谷・みゆき座のプログラムの表紙です。当時、みゆき座は基本的に女性映画のロードショー館だった…
珍しいペルーの映画です。 1970年製作、1971年(昭和46年)日本公開の「みどりの壁」。ニュー東宝のプログラムの表紙です。この時代、銀座でペルーの映画が公開されていたのですね。 スタッフ、キャストと解説ページ...
日本映画がまだ多少は華やかであった頃の映画という感じです。 昭和41年(1966年)公開の東宝映画「沈丁花」。並ぶのは美人4姉妹を演じていた京マチ子、司葉子、団令子、星由里子の皆様(左から)。和装もなかなか良いものです。 表紙を開きますと...
1960年代の後半から始まったアメリカン・ニューシネマの小品です。 1969年(昭和44年)公開の「泳ぐ人」。原題が「Swimmer」。ある日曜日の昼下がり、一人の男が自分の家まで帰り道にあるプールを一つひとつ泳ぎながら帰ろうと思いつき...という映画です。そ…
最近、BSなどで放映されている映画です。 オードリー・ヘップバーン主演の「おしゃれ泥棒」。昭和41年(1966年)の公開で、日比谷スカラ座のプログラムの表紙です。オードリー没後20年ということで、主演作の一つとして放映されているようです。 表紙を開き…
退色が激しいですが、日比谷スカラ座のチラシです。 「奇跡の人」でヘレン・ケラーを演じていたパティ・デューク主演の青春映画「ナタリーの朝」。1969年製作、日本公開は1970年(昭和45年)でした。映画の雰囲気から言うと、女性映画をメーンとしていたみゆ…
ベネディクト・カンバーバッチのテレビドラマ・シリーズ「SHERLOCK」のヒット以来、シャーロック・ホームズに再び注目が集まっているようですが、こんなものもありました。 1970年に製作され、日本では1971年(昭和46年)に公開された「シャーロック・ホーム…
クロード・ルルーシュ監督は、この1作で世界的に大ブレークしました。 「男と女」、1966年(昭和41年)製作・日本公開のフランス映画ですが、この日比谷・みゆき座のプログラムは昭和47年(1972年)にリバイバル公開されたときのものです。 表紙を開きます…
フランソワ・トリュフォーの映画です。 昭和45年(1970年)製作・日本公開の「野生の少年」。日比谷・みゆき座のプログラムの表紙です。1970年代になっては珍しいイラストの表紙です。モノクロ映画だったので、カラーの表紙にするためにイラストにしたのかも…
1970年前後は政治的季節だったわけですが、そんな時代を象徴するような映画です。 昭和45年(1970年)に日本公開された「Z」(1969年フランス・アルジェリア合作映画)。みゆき座のプログラムの表紙です。 某国での政治的暗殺事件を描いた映画ですが、現実…
フランスを代表する美人女優、カトリーヌ・ドヌーブの主演映画です。 1970年製作のフランス映画「ロバと王女」。日本公開は昭和46年(1971年)で、その当時のプログラムの表紙です。ペローの童話「ろばの皮」をベースにしたファンタジー映画ですが、カトリー…
「あかひげ」から5年、映画産業の衰退もあり、日本ではなかなか思うように映画を撮れず、海外と組んだ「トラ・トラ・トラ」もハリウッド流の製作方針と対立し、降板となった黒澤明は、木下恵介、市川崑、小林正樹と「四騎の会」を結成します。その第1回作品…
ほぼ半年ぶりの更新です。何事も長続きしない性格で、ちょっと飽きていましたが、再開です。 で、再開1号はこちら... ご存知、フランスのド・ゴール大統領暗殺計画を描いた「ジャッカルの日」。昭和48年(1973年)製作・公開の作品で、新宿プラザ劇場のプロ…
ホンダがF1への復帰を決めましたが、1960年代、ホンダが最初にF1に参戦した当時をモデルにした映画です。 1966年製作、日本では1967年(昭和42年)に公開された「グラン・プリ」です。実際のサーキットでロケした臨場感たっぷりのF1レース映画でし…
ポーランド出身のロマン・ポランスキーが英国で撮った初期の映画です。 1966年の製作ですが、日本で公開されたのは5年後の1971年(昭和46年)という「袋小路」(Cul-de-Sac)です。ポランスキーは、1968年製作・1969年日本公開の「ローズマリーの赤ちゃん」…
「釣りバカ日誌」シリーズの「スーさん」で親しまれていた三國連太郎さんが亡くなりましたが、三國さん、昭和の時代には、アートな映画にいっぱい出ていました。そうした中の1本です。 昭和46年(1971年)公開の「告白的女優論」のプログラムの表紙です。日…
米国でテレビ映画として制作され、日本では劇場映画として公開された一作です。 1971年制作、1973年(昭和48年)日本公開の「激突」。監督は今やハリウッドの大御所的存在のスティーヴン・スピルバーグです。メガヒット作「ジョーズ」は1975年の映画なので、…
「冒険者たち」のロベール・アンリコ監督の映画です。 ブリジット・バルドー、リノ・バンチュラ主演の「ラムの大通り」。1971年製作、日本公開は1972年(昭和47年)でした。サイレント映画と禁酒法の時代を舞台にした「男の夢」の物語といっていいでしょう。…
フランスを代表する男優が揃ったフィルム・ノワールです。 1969年製作、1970年(昭和45年)日本公開の「シシリアン」。シシリーといえば、マフィアというわけで、この映画もマフィアものですが、フランシス・フォード・コッポラの傑作「ゴッドファーザー」は…