昭和36年リバイバル公開時の「風と共に去りぬ」プログラム。表紙は野口久光のイラスト

 1939年(昭和14年)製作・公開の米国の大ヒット映画ですが、日本での初公開は戦後の昭和27年(1952年)、その後も何度もリバイバル上映されてまして、こちらは昭和36年(1961年)リバイバル公開版のプログラムです。

 そう、ご存知、「風と共に去りぬ」。テアトル東京のプログラムですが、表紙はイラストで、「h.noguchi」のサインがあります。映画評論家にして画家の野口久光さんの作です。レトロな感じがします。

 表紙を開きますと...

 どーんと「GONE WITH THE WIND」です。左ページのアイスクリームの広告が時代を感じさせるとも言えますし、アイスクリームの形って、あまり変わらないのだな、とも言えます。

 スタッフ・キャストです。

 場面の展開ごとにキャストが紹介されています。で、登場人物紹介...

 演じた俳優さんではなく、キャラクターの紹介です。

 この映画、何よりもクラーク・ゲーブルの映画ともいえまして、ゲーブルのレッド・バトラー役に関する感想などというページも有ります。

 オスカーを10個とったことも、ヒロインのスカーレット・オハラ役のオーディションでビビアン・リーが選ばれるまでのドラマも、この映画の伝説を織り成していますが、その紹介ページも...

 というわけで、今度はビビアン・リースカーレット・オハラ役に関する感想...

 まあ、昔のプログラムは盛り沢山です。最後に南北戦争の解説...

 南北戦争北軍は焦土戦術を取り、アトランタの街を焼き尽くすのですが、その姿は戦後の日本と重なりあっていたのかもしれません。だから、この映画、戦後日本でも大ヒットしたのでしょう。

 米国映画を代表する名作ですから、当然、ブルーレイも出ています。

風と共に去りぬ [Blu-ray]

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 原作はこちらです。

風と共に去りぬ (1) (新潮文庫)

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