寺山修司脚本・東陽一監督の「サード」のちらしは少年院の日課表付き

 既にプログラムを紹介しておりますが*1寺山修司脚本・東陽一監督の「サード」のちらしです。

 銀座にあったATG(日本アート・シアター・ギルド)の上映館「日劇文化」の「近日ロードショー」ちらしです。上のプロフィール、そして下の走っている少年は、永島敏行です。

 裏はこんな具合です。

 主人公は少年院に入っているので、少年の日課表がついていたりします。写真のほうは左上、4人の高校生のうち後ろに立っている女生徒が森下愛子さんです。今はお母さん役が多かったりしますが、このころはバリバリの女子高生役です。森下さん、1958年4月生まれらしいですから、1978年(昭和53年)春公開の映画ですから、撮影の時は19歳ぐらいだったんでしょうか。初々しかったです。

 右上の写真で、ちょっとあぶないことになっている女性は当時、日活ロマンポルノのスターだった片桐夕子さんです。特別出演みたいに出ていました。

 そして右下の写真で、永島敏行さんのお母さんを演じていたのは何と島倉千代子さんでした。

 なかなか面白いキャスティングでもありました。

 DVDはこちらです。

サード [DVD]

サード [DVD]

 で、森下愛子さんと永島敏行さんは藤田敏八監督の「十八歳、海へ」で再び、共演しています。
十八歳、海へ [DVD]

十八歳、海へ [DVD]