ブリジット・バルドーとリノ・バンチュラで描く映画と海と夢の物語「ラムの大通り」

　「冒険者たち」のロベール・アンリコ監督の映画です。

　ブリジット・バルドー、リノ・バンチュラ主演の「ラムの大通り」。1971年製作、日本公開は1972年（昭和47年）でした。サイレント映画と禁酒法の時代を舞台にした「男の夢」の物語といっていいでしょう。バルドーはサイレント映画のスターの役で、バンチュラはカリブ海の密輸業者、スクリーンの上の女性に恋をした男が実際に出会って、恋をして、冒険をして、別れて、再び、スクリーンで彼女を見つめる。「冒険者たち」にも通じるロマンチシズム溢れる映画でした。男の甘い夢かもしれませんが。

　主演の2人の紹介ページです。

　ブリジット・バルドーは大スター。リノ・バンチュラは「冒険者たち」にも出ていた渋い俳優さんでした。好きでしたねえ。

　そして名場面集...

　「冒険者たち」では、アフリカの海が冒険の舞台でしたが、こちらはカリブ海。太陽と海がフランス人にとっては「陽」のイメージなんですねえ。

　そして、原作者と監督の紹介...

　ロベール・アンリコ、好きな監督です。この映画のあとに作られたフィリップ・ノワレ、ロミー・シュナイダー主演の「追想」は悲劇でしたが、良い映画でした。

　そして、スタッフ、キャストの紹介です...

　英国出身のビル・トラバースは「野生のエルザ」とか「砦の29人」とかに出ていました。こちらも好きな俳優さんです。

　そして裏表紙...

　やはり、締めはブリジット・バルドーです。劇中劇（映画中映画）の1場面でした。

　で、この映画、好きな人がいるようで、DVDになっています。

ラムの大通り [DVD]

　ジャック・ベシュラルの原作はこちらです。

ラムの大通り (1973年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)

　ただ、私も好きな映画ですが、ロベール・アンリコの映画としては、代表作はやはり「冒険者たち」という気がします。というわけで、「冒険者たち」のDVDもついでに...

冒険者たち [DVD]

　こちらはブルーレイもあります。

冒険者たち [Blu-ray]