エリザベス・テーラーのウェデイングドレス姿が初々しい「花嫁の父」

 20世紀の米国を代表する美人女優だったエリザベス・テーラーの映画です。

 1950年(昭和25年)製作の「花嫁の父」です。ただし、このスバル座(東京・有楽町)のパンフレットは「No.'68-7」とありますから、1968年(昭和43年)にリバイバル公開されたときのもののようです。エリザベス・テーラーは1932年生まれですから、この映画が作られた1950年は18歳。初々しいウェデングドレス姿です。このときは本人も8回も結婚するとは思っていなかったかもしれません。

 パンフレットの表紙にも登場する「花嫁の父」を演じているのは、名優、スペンサー・トレイシーです。

 スタッフ、キャストのページはこちらです。

 監督は、ビンセント・ミネリヴィンセント・ミネリ)。ライザ・ミネリのお父さんです。キャストを見ると、「ウエストサイド物語」のラス・タンブリンの名前も見えます。

 主演のスペンサー・トレイシーの紹介ページは...

 淀川長治氏が紹介を書いています。

 そして、エリザベス・テーラー...

 1950年代のハリウッドの典型的な美人です。いまは、このタイプの美人はあまり流行りではないかもしれません。

 というわけで、名作ですから、DVDは当然、あります。

花嫁の父 [DVD] FRT-016

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 スティーブ・マーティンとキンバリー・ウィリアムズの父と花嫁でリメイクもされました。
花嫁のパパ [DVD]

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 リメイクの時は「父」が「パパ」になっていました。母親役はダイアン・キートンでした。

 ちなみに、エドワード・ストリーターの原作はこちらです。「Father of The Bride」。「花嫁の父」は直訳だったわけです。

Father of the Bride

Father of the Bride