クロード・ルルーシュ監督が死刑制度を批判した「愛と死と」

 「男と女」の世界的な大ヒットでブレークしたクロード・ルルーシュは、ロマンティックな題材を好む技巧派の監督というイメージがありますが、その一方で、オムニバス映画の「ベトナムから遠く離れて」に参加したり、社会派としての顔も持っています。そんなルルーシュの初期の作品...

 1969年(昭和44年)公開の「愛と死と」の特別割引券(はがき)です。フランスの死刑制度を批判したセミ・ドキュメンタリー・タッチの映画で、裏面(というか、表面というか)に、作品紹介が出ています。

 日比谷にあった「みゆき座」でロードショー公開されたようです。

 この映画は地味な社会派映画ですから、さすがに日本では、DVDにも、VHSにもなっていないようです(アマゾンでは見つかりませんでした)。原題は「La Vie, L'Amour, La Mort」ですから、「生、愛、死」となります。