シェリー・デュヴァルのデビュー作、ロバート・アルトマン監督の「バード★シット」

 カルト映画といっていいでしょう。

 1970年製作、1971年(昭和46年)日本公開の「バード★シット」です。ちょっとエロティックな表紙ですが、監督は、この前年に公開された「M★A★S★H マッシュ」でヒットを飛ばし、注目を浴びたロバート・アルトマン。なんですが、ウィキペディアを見ても、「バード★シット」の項目はありません。奇想天外な物語過ぎたのか、「Brewster McCloud」という主人公の名前だった原題を「鳥の糞」というタイトルにしたのがまずかったのか、こちらは日本の観客には受けなかったようです。表紙の飛んでいる青年が主人公ですが、地味です...。そんなこんなで、ロバート・アルトマン初期のカルト映画となってしまったようです。

 で、表紙を開きますと...

 右ページの女性、そうシェリー・デュヴァルです。このプログラムでは、「シェリー・デュボール」と紹介されていますが、この映画が記念すべきデビュー作です。

 次のページはスタッフ、キャストの紹介...

 右ページ下の女性は、サリー・ケラーマンロバート・アルトマン監督の「マッシュ」でブレークした人です。退色が激しいので、文字は読みづらいかもしれません。

 出演者の紹介...

 主演は、バッド・コート。「マッシュ」にも出ていましたが、地味です。地味なんですが、「いちご白書」にも出ていましたし、「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」でも主役を張っています。1970年代受けしたキャラクターだったのかもしれません。

 次に記念写真....

 左ページの写真、中央に立っているのがロバート・アルトマン監督です。赤のタートルネックはマイケル・マーフィ。「ブリット」のスティーブ・マックィーンのパロディみたいな刑事役でした。そういえば、「ブリット」のマックィーンは黒のタートルでした。

 そして、ヒロインたち...

 サリー・ケラーマンは「マッシュ」のシャワー場面で有名になりました。シェリー・デュヴァルといえば、スタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」をまず思い出してしまいますが、「ポパイ」のオリーブ役もぴったりでした。

 そして監督の紹介...

 目は左ページのサリー・ケラーマンに行ってしまいます。そして裏表紙...

 こちらは普通でした。

 ロバート・アルトマン監督の映画ですから、DVDにはなっていました。

バード★シット [DVD]

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 ついでに、バッド・コート、サリー・ケラーマンが出ていた「マッシュ」も... バッド・コートの代表作である、こちらも...
ハロルドとモード/少年は虹を渡る [DVD]

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 「ハロルドとモード」。少年と老女の純愛物語です。

 おまけに、シェリー・デュヴァルのこちらも

シャイニング [Blu-ray]

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 ジャック・ニコルソンに追われて、絶叫していました。

 ちなみに「マッシュ」のプログラムは、こちらで紹介しています。

ドナルド・サザーランド初主演、ロバート・アルトマンが新鋭監督だった「M・A・S・H マッシュ」 - 昭和の映画のチラシとエトセトラ