カトリーヌ・ドヌーヴが再びジャック・ドゥミと組んだファンタジー「ロバと王女」

　フランスを代表する美人女優、カトリーヌ・ドヌーブの主演映画です。

　1970年製作のフランス映画「ロバと王女」。日本公開は昭和46年（1971年）で、その当時のプログラムの表紙です。ペローの童話「ろばの皮」をベースにしたファンタジー映画ですが、カトリーヌ・ドヌーヴは20代後半で美人度マックスの頃ですから、イラストもどこかセクシーです。

　で、スタッフ・キャストとドヌーヴの紹介です...

　監督はジャック・ドゥミ、音楽はミシェル・ルグランですから、カトリーヌ・ドヌーヴにとっては「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」から久々の黄金トリオの復活です。

　解説のページは、こんな具合です。

　スチル写真のまとめページ...

　色彩豊かです。ドヌーヴ、お姫様です。

　続きまして、監督、音楽の紹介...

　脚本・監督のジャック・ドゥミも、音楽のミシェル・ルグランも良い作品をいろいろと残しています。ルグランの曲は、本当に美しく、好きです。

　そして共演陣...

　ジャック・ペランは「ロシュフォールの恋人たち」にも出ていました。この頃、もっとも王子様タイプの人だったかもしれません。見た目の甘さと違って本人は、ギリシャでの軍部・右翼による政治家暗殺を描いた「Ｚ」の製作にも参加するなど、ハードなところがある俳優です。ジャン・マレーはフランスの名優、デルフィーヌ・セーリグは「去年マリエンバートで」で注目された美人女優で、このあと、「ジャッカルの日」にも出演しています。

　フランス語でのタイトル、キャスト紹介が裏表紙の見返しになっています。