少女マンガの主人公みたいだったレイモンド・ラブロックの「透きとおった夕暮れ」

 いまは韓流の若手男優さんたちが女性たちの注目の的ですが、1970年代は、イタリア、フランスなど欧州系のきれいな若手男優が女性たちの間で絶大な人気を誇り、一世を風靡していました。そんなひとりで、イタリア代表ともいえるのが、レイモンド・ラブロックでした(ウィキペディアによると、いまは「レイ・ラブロック」らしいですが)。その人の映画のチラシ...

 イタリアとドイツ(当時は西独)の合作で1969年に製作、日本公開は1972年(昭和47年)*1の「透きとおった夕暮れ」。1970年(昭和45年)公開の「ガラスの部屋」で、ラブロック人気が爆発し、この出演作も日本公開と相なったようです。いずれにせよ、この髪型、風貌、少女マンガの王子様型主人公のようです。というか、この人が、そうしたイメージの原型だったのかもしれません。裏が作品紹介...

 ヒロインを演じたヘルガ・アンデルスは当時のドイツの新進女優で、ドイツ・イタリアの若手スター候補共演といった感じだったようです。ちなみに、割引印から、このチラシ、千葉県のJR本八幡駅前にあったロードショー映画館「八幡スカラ座」のものとわかります。

 で、レイモンド・ラブロックのDVD、出世作にして代表作の「ガラスの部屋」はありましたが、さすがに「透きとおった夕暮れ」はアマゾンでは見つかりませんでした。

ガラスの部屋 [DVD]

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*1:「透きとおった夕暮れ」 - allcinema => http://bit.ly/JHhr3H