フランス映画

新宿・蠍座の「ATG洋画・回顧上映」

新宿文化や日劇文化などのアート・シアター・ギルド(ATG)系の映画館では、ATG製作・配給の日本映画だけではなく、海外のアート系作品が上映されていました。いまのミニシアターの元祖ですね。というわけで、新宿文化の地下にあったアンダーグラウンド蠍座…

ジャン・ポール・ベルモンド、ジョアンナ・シムカスの「オー!」

「冒険者たち」のロベール・アンリコ監督が、アラン・ドロンと人気を二分したフランスの大スター、ジャン・ボール・ベルモンドを主演に迎え、「冒険者たち」でブレイクしたジョアンナ・シムカスをヒロインにして撮った映画。1968年(昭和43年)の製作。 フラ…

ナタリー・ドロン、ルノー・ベルレーの「個人教授」

「年上の女性が10代の男の子に “恋”の手ほどき 」的映画の走りとなるフランス映画。1968年(昭和43年)の製作。 ナタリー・ドロンはアラン・ドロンの夫人だった人。ルノー・ベルレーもこの映画で当時、人気を集め、ちょっとしたアイドルだった。この年上の女…

新宿にあった小さな小さな名画座「シネマ新宿」の1971年春のラインナップ

シネマ新宿といっても、今の「角川シネマ新宿」ではなくて、伊勢丹の向かいのビルの地下にあった小さな名画座「シネマ新宿」の1971年(昭和46年)4〜5月のチラシ... 四つ折りすると、名刺大となり、定期入れや名刺入れに収まるコンパクトなお知らせ。左上に…

UAシネメイトの割引券「真夜中のカーボーイ」「経験」「夜霧の恋人たち」

昔、映画配給会社には映画ファンクラブみたいなものがあって、会報やら特別鑑賞割引券やら試写会の件やら送られてきた。そんな時代のものの一つ。ユナイテッド・アーティスト(UA、ユナイト)がつくっていたクラブの会員に配られていたハガキ大の「UAシネメ…

フィルムアート社主催「ゴダールの軌跡」ーー「小さな兵隊」から「東風」まで

フィルムアート社が新宿・紀伊国屋ホールで開いた「ゴダールの軌跡」のチラシ。副題に「疾走を続けるジャン=リュック・ゴダール監督の軌跡をたどる連続上映」とあるように、ゴダール映画の連続上映企画。 右にある「季刊フィルム」の広告を見ると、第12号が…

ゴダール+ジガ・ヴェルトフ集団の「イタリアにおける闘争」

ジャン=リュック・ゴダールのジガ・ヴェルトフ集団時代の作品、「イタリアにおける闘争」のチラシ。 1970年(昭和45年)制作の映画。ウィキペディアによると、日本でも同年の1970年に公開されているというから、ゴダールの人気がどれだけ高かったか、わかる…

ゴダールの「プラウダ(真実)」「ブリティッシュ・サウンズ」チケットと字幕の手引き

1971年(昭和46年)11月3日から12月14日まで新宿「アンダーグラウンド蠍座」で開催された「ゴダール・マニフェスト」企画の「プラウダ(真実)」「ブリティッシュ・サウンズ」の映画チケットが出てきた http://bit.ly/HSBSDn">*1。 手作り感覚のチケットです…

新宿・蠍座の「ゴダール・マニフェスト」。そして吉田喜重、田原総一朗+清水邦夫のATG作品

1970年前後の新宿アートカルチャーの名所のひとつ、新宿文化地下の「アンダーグラウンド蠍座」のジャン=リュク・ゴダール映画特集企画「ゴダール・マニフェスト」のチラシ。ゴダール映画といっても、「勝手にしやがれ」でも「気狂いピエロ」でもなく、既に…

フランソワ・トリュフォー監督「恋のエチュード」(日比谷みゆき座)

今年生誕80年を迎えたフランソワ・トリュフォー監督の「恋のエチュード」。日本公開は1972年(昭和47年)。今年に入ってWOWOWやIMAGICAでトリュフォーの映画を回顧して連続放映していたが、そのなかにも入っていた。その映画チラシがこちら。 上映館は日比谷…