リー・マーヴィンとジーン・ハックマンが激突したハーボイルド・アクション映画「ブラック・エース」
男臭い二人の対決です。
リー・マーヴィン、ジーン・ハックマン主演の「ブラック・エース」。1971年製作、1972年(昭和47年)日本公開。監督は後に「がんばれ!ベアーズ」(1978年)でブレークするマイケル・リッチーです。
音楽は「ダーティ・ハリー」や「ミッション・インポッシブル」のラロ・シフリンです。
続いて場面集を...
この映画、カンサスで牧場と食肉工場を経営しているジーン・ハックマン扮するボスが女性の人身売買も手がける悪い奴なのですが、その組織がシカゴのギャングと対立し、リー・マーヴィン扮する一匹狼の殺し屋が送り込まれるという筋立てです。かなりハードなハードボイルドであることが、この場面集からも伺えます。左端の上から3番目の場面など人肉牧場みたいになってしまっているわけです。食欲と肉欲を商売にしたギャングがジーン・ハックマンで、シカゴのギャングを殺してソーセージにしてしまい、それがカンサス対シカゴの対立を激化されるという怖いお話になっています。しばらくソーセージが食べられなくなります。
続きまして、両雄のご紹介...
この二人に比べると、最近の映画のギャングはチンピラに見えます。リー・マーヴィンは1965年に「キャット・バルーで、ジーン・ハックマンは1971年に「フレンチ・コネクション」で、ふたりとも主演男優賞をとっています。オスカー俳優競演なわけですが、どこかB級映画テイストのアクション映画です。
共演の方々...
コメントを読みますと、シシー・スペイセク(シシー・スペーシック)は、この映画がデビュー作だったようです。美少女タイプでもないので、このキャスティングはやや不思議な感じもします。スペイセクがブレークしたのはこの後、しばらくたった1976年の「キャリー」です。
さて、裏表紙...
マーヴィンとのツーショットに選ばれたヒロインはシシー・スペイセクではなくて、エンジェル・トンプキンスでした。ちなみにシシー・スペイセクはその後、アカデミー主演女優賞(「歌え!ロレッタ愛のために」)でアカデミー主演女優賞をとりますが、トンプキンスはB級映画のヒロインでした。
オスカー俳優激突の映画でしたが、日本ではVHSしか出ていないようです。
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米国では一応、DVDになっていたようです。
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おまけで、リー・マーヴィンのオスカー受賞作は...
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ジーン・ハックマンは主演で...
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最後に、マイケル・リッチー監督といえば、やはり...
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