2012-04-11から1日間の記事一覧

昭和13年、日本人は新宿で、南京攻略戦の記録映画と一緒に、ポパイ、ミッキー、ベティ・ブープを見ていた

昭和13年(1938年)4月頃とみられる新宿映画劇場・文化ニュース劇場のチラシ。2つ折りのチラシの表紙を見ると、一押しは東宝文化映画部製作の「南京」。前年1937年12月の日本軍による南京占領の記録映画(この南京攻略戦の際に南京事件=南京大虐殺=が起き…

昭和48年の初春は「男はつらいよ・寅次郎夢枕」「舞妓はんだよ 全員集合 !!」の2本立て

シネコン時代の現在とは違って、東映、東宝、松竹が張り合っていた昔の日本映画では2本立てが当たり前だった。で、昭和40年代、松竹が正月とお盆に繰り出していた鉄板企画が寅さんとドリフターズの2本立て。で、1973年(昭和48年)の正月はこちら... 渥美…

「日本映画復興・大映斗争支援映画祭」のチラシ。上映作は「羅生門」「新平家物語」

戦後の日本映画黄金期、日本の映画会社は五社体制といわれた。東映、東宝、松竹、日活に大映。しかし、テレビの隆盛とともに、映画は衰退、ついに大映は1971年(昭和46年)12月、東京地裁に自己破産を申請するに至る。しかし、会社は倒産しても、映像事業は…

ヒッチコックの「トパーズ」

1969年製作、1970年(昭和45年)に日本で公開されたアルフレッド・ヒッチコック監督のスパイスリラー。そのチラシがこちら... 007をはじめ、スパイ映画全盛期で、その流れに乗ったもので、裏には、ストーリーが詳細に書いてある。 日比谷にあった有楽座のチ…